お見合い時のお断り文句「会話が合わないと感じた」の意味
「気を遣う」のは丁寧なのとは違う
「会話が合わないと感じました。」
お見合いの結果、お断り理由で聞くことが多い言葉です。
「自分からは交際希望だったのに
どんな会話のことを言われているのか、分からない。
終始、気を遣って話していたのに、なんで? 」
実はこの「終始、気を遣って話した」というところにヒントがあります。
気を遣うのと、丁寧にとは違います。
それに気を遣うという言葉、どうしても上からの話し方です。
年が上であろうが、下であろうが、初対面の方に対して
丁寧に話すのは当然です。
「気を遣っていろいろ話をふりました。」
なんとなく儀礼的な、仕方なくやっているような印象を受けませんか?
それが相手にも伝わっていたのかもしれません。
こういう方は、自分も会話を楽しもうという気持ちを出すといい結果につながるでしょう。
ちょっと姿勢も前のめりに、笑顔を3割増しに、そしてお相手の目を見て会話する。
身近に「この人とは話していて盛り上がるな~」という方いませんか?
その人をお手本に、
話し方や反応の仕方、表情などを真似てみるのも良いです。
話が合わない=共感ポイントがなく話していて面白いと感じない
もうひとつには、共感できる話が無かったという事ではないでしょうか。
私も、むか~~し昔、ホームアローンを映画館に見に行ったとき、
周りと全然違うタイミングで、しかも腹いっぱい笑っていたことで
周囲をしらけさせてしまったことがあります。
少し違うかも知れませんが
笑える話も、納得できる話も、趣味の話も
考えさせられる話も、時事通信も
お互いがわかる話題ではじめて成立します。
自分だけわかっている話を延々と話して、
相手に理解してもらおうと思うのは酷な話。
たとえば仕事の話。
お相手から「どんなお仕事されてるんですか?と聞かれたら、わかりやすく簡単に答えるのは良いです。
そして「え!!、なかなか通なとこついてくるな」と、思ったら
それ以上深い話をすればよいですが
全く分からないような反応だったら、それ以上の細かい説明は無用。
分からない人にプログラミングの話は、子守歌より厄介です。
共感できる話を用意しておく
先日交際になった方の話です。
お互いに福祉関係の仕事に従事されていて、仕事柄共感できるところが多かったので、交際に発展しました。
また、過去に成婚された方でいえば
お互いに別のテニスサークルに入っており
以前にもたまに顔を見合わせたことがあった、というお二人もおられました。
それぞれ結婚相談所に登録し、
男性からお申し込みをして、改めて出会いなおした二人。
交際から成婚までスムーズに繋がりました。
これも、共有・共感できる話が多かったという影響は大きいと思います。
結婚相談所のお見合いでは、事前にプロフィールが見られます。
この事前情報を最大限に活かしましょう。
お相手の趣味の欄、仕事の欄、自己PRを覚えるくらい読んで、
「この話題だったら盛り上がりそうだな」という会話のネタをいくつか用意しておくだけで、
会話の盛り上がりに大きな差がでるでしょう。
まとめ:会話を楽しむために大切なこと
仕事柄、共感できたから
趣味が同じだったから
これはあくまでも一つのきっかけです。
たまたま共感ポイントがあればラッキーですが、
ほとんどの方は、上記のような共感できるところがなく、
お互いに会話と関係を深めていくなかで、
仮交際、真剣交際、そしてご成婚とつながっていきます。
プロフィールを見て覚えて
お見合い時の会話を用意するのはもちろんですが、それ以外にも努力できるところはあります。
たとえば、日ごろからもう少し世の中や社会に興味を持ち、共有できるような話題を用意する。
あるいは福岡ネタでも良いので時事通信をしっかりと覚えて、
幅広い話にもついて行けるようにする。
最後に、お相手に興味を持つ。
これが出来ないと、すべては成立しません。
お相手に対し何の準備もなく、通り一遍のお見合いの仕方で良いだろうと挑み、
「交際にならんでもそれはそれで、仕方ないったい。」
最初からそんな考え方では、間違いなく、さすらいの婚活マニアとなります。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず!
お見合い前に、もう一度この言葉を理解し、準備万端で向かってください!!