結婚相談所では、会員として登録をするところから始まり、
お相手と出会い、交際を深め、この人という相手と「成婚」したところでめでたく退会となります。
この「成婚」という言葉、結婚相談所業界独特のもので、聞き慣れない言葉ですよね。
結婚相談所への入会を考えている方だったら、
- 成婚と婚約って何が違うの?
- どうなったら成婚?
- 成婚退会後に破談になったら不安…
などなど、いろんな疑問や不安があると思います。
今回は、結婚相談所における「成婚」の定義についてと、安心して結婚までたどり着けるための考え方について、お伝えしていきます。
結婚相談所業界における成婚の定義はあいまい!?
成婚の定義とは一般的に「双方に結婚の意思があること」とされていますが、具体的にどの時点を「成婚」とみなすかについては明確でなく、各結婚相談所の方針に任されているところがあります。
例えば、一部の結婚相談所では、「結婚を前提にしたお付き合いをスタートした段階=成婚」と考えます。また別の結婚相談所では、「プロポーズをし、相手方が承諾した時点=成婚」としています。
中にはご両親とのあいさつも済ませた段階で成婚としている相談所もありますし、婚姻届を提出してようやく成婚でしょ、という考え方もできると思います(※婚姻届を成婚の要件にしている相談所は、私の知る限りではありません)。
ざっと挙げるだけでも以下の4パターン。
a. 結婚を前提にしたお付き合いをスタートした段階(成婚=結婚の意思をもった時点)
b. プロポーズをし、相手方が承諾した時点(成婚=婚約成立)
c. 双方の親へのあいさつを済ませた時点(成婚=婚約し周囲の了解も得られた時点)
d. 婚姻届を提出した時点(成婚=婚姻成立)
まず考えたいのは、どこを成婚とするのが会員さんの将来にとってプラスかということです。
皆さんは、どの時点で成婚退会するのがいちばん安心ですか?
いつを「成婚」としたら安心感がある?
せっかく結婚相談所に入ったのだから、できるだけ結婚に近いところまで固めて退会したいというのは当然の心理だと思います。
aの結婚前提の交際だと、まだ何があるかわからないから全然不安、bの婚約成立でも万一のことがあったら嫌だな、と考える方はなるべく終着点に近いところまでサポートをしてくれる結婚相談所が良いでしょう。
ただ、会員でいる間は月会費等を払い続けない等、負担があることも見過ごせません。
また、「いやいやお相手を見つけたら充分。早く退会して、あとは二人で進めたい」という考えの方もいらっしゃると思います。お二人ともその考えで一致しているなら、そういう道も全然有りです。
ただ、もし途中で破談になった時、もう一度結婚相談所に入りなおすとなると、金銭的負担は大きくなります。
このように人によっても安心できるラインは違いますので、基本的にはご自身の考え方に近い結婚相談所に入るのがストレスなくおすすめです。
実際のところ、結婚相談所によって考えが違うということは、業界として「成婚」の判断にある程度幅をもたせている、調整の余地があるということでもあります。
実際、成婚に対する考え方の違いが大きい相談所同士で、会員様が成婚間近まで進むといったことも普通にあります。
そういう時は仲人同士で話し合い、お二人のご意向を聞き、いつをもって成婚退会とするか調整をしています。
結婚相談所ジュブレの考え
ちなみに当結婚相談所ジュブレでは、このなかの「b.プロポーズ成立をもって成婚」という考え方をとっています。
これが一番安心で合理的と考える理由を、次の章からお伝えします。
主流は、プロポーズ成立=成婚という考え
今の結婚相談所では、bのプロポーズ成立を成婚とみなす考え方が最も一般的です。
プロポーズは、明確な結婚への意思表示です。
プロポーズが成立すれば、「婚約関係」という、法的にも守られる関係になります。
それだけ結婚への覚悟も、周りからの目も責任も、単なる交際相手だった時よりずっと真剣なものになり、ここまで来たお二人は、よほどのことがない限り円満に結婚生活に入られます。
つまりプロポーズと婚約成立があることで、外から見ても二人の結婚への意思が明確であるということになり、お世話する立場としても安心感があります。
そこから先、二人の結婚生活をスタートするまでの準備段階では、それなりの時間(数か月~)がかかります。
その間、安心のために結婚相談所の会員として居続けるのであれば、婚約後も何カ月も月会費を払い続けなければなりませんし、結婚相談所のルールを守らないといけません(たとえば体の関係NG等)。
それもまた負担でしょう。
このような理由から、bのプロポーズ・婚約成立をもって成婚とみなすのが、一番安心かつ合理的だろうというのが我々の判断です。
(尚、成婚退会してから結婚までのいろいろな準備・手続きについては、当結婚相談所では退会後も無料でアドバイスさせていただいています。
手数料がお得な不動産屋さんや、結婚式費用を大幅に下げる方法等お伝えできますので、ご興味ある方はお問い合わせください。)
成婚退会前に、両親へのあいさつは必須?
結婚相談所での成婚前に、両親へのあいさつを済ませるべきかについては、ケースバイケースです。
お相手の親御さんやご家族とうまくやっていけるかどうかは今後の結婚生活を左右するものでもあるので、重大なことであるのは間違いありません。
一部の相談所では、家族に反対されて婚約破棄になる可能性を考えて、「両親へのあいさつを済ませて成婚」と決めている所もあります。
ただし、親へのあいさつまでを成婚の要件にしてしまうと会員として在籍する期間が延び、その分月会費の負担もあります。
ですので当結婚相談所では、ご両親へのあいさつについては必須とはせず、お二人の意向次第としています。ただ、お話を聞いていて心配な要素があると感じた場合は、成婚前にあいさつを済ませておいた方が良いよ、とアドバイスしています。
いつを成婚退会とするか、希望があるなら相談してみて
このように、どの時点をもって成婚退会とするかは、いろいろな考え方があり、明確な決まりがあるわけではありません。
裏を返せば、それだけ個人個人の希望に合わせる余地があるということ。
実際、ご本人の意向を尊重し、お二人の関係性を見ながら進展していくスタイルをとっている結婚相談所も多いです。
もし「ここまでお世話してほしい」という希望があるなら、思い切って担当の方に相談してみるのもおすすめです。
成婚退会で一番重要なのは、この人と結婚するんだというお互いの決意、覚悟です。
何よりお二人の間でよく話し合うことを大事にしてください。
不安があれば、カウンセラーに相談してください。
会員さんのことを思っている相談所は、お二人のためになる方向であれば可能な限りご要望に応じます。
しっかり向き合って、素敵なパートナーと理想の結婚生活を手に入れましょうね!