入会バブルの正体

結婚相談所の入会バブルって?

結婚相談所に入会すると、「登録したてでいきなりお見合いの申し込みが殺到する」という、入会バブルとも言える現象がよく起こります。

特に女性は、活動開始時に多くの申し込みを経験しやすい様子です。

しかし「バブル」というだけあって、実はこれは一時的なもの。

ここで「私ってモテるんだ!」と喜んで申し込みをバサバサ断りまくってたら、1カ月したころからぱったりと申し込みがこなくなった・・・なんてことも。

  • この入会バブルの正体は一体何なのでしょうか。
  • この時期、はたして本当にモテているのか?
  • 入会バブルが来ない人もいるの?

今回の記事では、これらの疑問に迫りたいと思います。

入会バブルが起こる理由

1. 会員検索システムが新規入会者を目立たせる作りになっている

結婚相談所連盟の会員検索システムでは、新規入会者が優先的に表示されやすい作りになっています。

具体的には、

  • トップページの新規会員欄に掲載される
  • 検索結果の最初の方に表示される(または表示されやすい)
  • プロフィールに「NEW」のマークがつくので目立つ

といったように、追加費用をかけずともシステム側が目に留まりやすい工夫をしており、その恩恵を受けてプロフィールを見てもらいやすい時期が「登録後1カ月」なのです。

2. 新規会員狙いの既存メンバー層が存在する

一部の既存会員さんのなかには、入会直後の会員さんを狙って積極的にお見合いを申し込む「新人ハンター」とも言える層がいることも要因のひとつです。

皆さんの申し込み受け状況を見ていると、この新規会員狙いの人は特に男性に多く、女性に入会バブルが起こりやすいのはこのあたりの理由も絡んでいる様子。

もちろん、入会直後の会員さんに申し込むことは悪いことではなく、婚活の戦略として有効です。その理由は次項。

3. 新規会員とはお見合いになりやすいという期待がある

入会直後の人はまだ結婚相談所の活動に慣れておらず、良い意味でフレッシュな状態。

既存会員さんからは、次のようなイメージを持たれます。

  • 婚活への熱意が高い
  • まだお見合い慣れしてなさそう
  • 交際中の人がいない可能性が高い
  • 他の予定もそんなに埋まってなさそう

つまり、お見合いを受けてもらいやすいのでは・良い交際につながるのでは…という期待を持たれます。

確かにそうだろうなと、なんとなく想像できますよね。

新規会員は既存会員からこのような良い印象を持たれやすく、またタイミングが重要な婚活においては早い者勝ちの心理が働くこともあって、申し込みが集中するのです。

入会バブルはどれくらい続く?

一般に、入会バブルが続く期間はNEW表示がつく1カ月。

検索結果の並びから新鮮な目で見てもらえるのは、おおむね3週間前後といったところです。

他の入会者が殺到している時期は入会バブル期は短く、逆に入会者が少ない時期は長く続きやすい傾向がありますが、個人差も大きいです。

ジュブレでは入会バブルは3ヵ月続く!?

弊社結婚相談所ジュブレは複数の連盟に加盟していますが、いっぺんに全部登録しておらず、1カ月おきに登録するようにしています。

その理由は、
それぞれの連盟について、新規登録から1カ月間NEWが付くのですが、
このNEW期間=入会バブル期間をいっぺんに使ってしまうともったいないから。

だからジュブレでは3ヵ月間入会バブルが続く……と言うとちょっと言い過ぎかもしれませんが、
有利な期間をなるべく効率よく使えるよう工夫しています。

ジュブレでは3連盟分、計3ヵ月の入会バブル期間を活用できる

これは固定ルールではなく、あまり申し込みが来ないなと思ったら早めに次の連盟に登録することもできるので、ご遠慮なくご相談くださいね。

入会バブルを徹底活用するために

入会バブル期間を「結婚」「成婚」という目標のために活かすには、入会バブル期の特徴をしっかりと理解して、冷静に行動することが大切です。

プロフィールは登録時にしっかり作りこんで

「とにかく早く活動を始めたいから、写真はとりあえず無しで、趣味も後から埋めればいいかな…」と、プロフィールが中途半端な状態でスタートを切るのは入会バブルをみすみす捨てるようなもの。

いくら新規会員が注目されやすいからといって、写真がなかったりクオリティが低かったり、プロフィールが適当、空欄だらけ・・・という方にお申込みが来る可能性は低いです。

プロフィールはどこから見られても問題ないくらいに作りこんでから、公開するようにしましょう。

ひとつひとつの申し込みを大切に

入会バブルは一時的な現象であり、長く続くことはありません。

また、単にプロフィールが目立ちやすい期間というだけであって、決してモテているわけではないことを理解しておく必要があります。

このバブル期にお申込みが殺到したからといって、「私モテるじゃん」と調子に乗って断りまくったり、申し込みを放置したりするのではなく、
せっかく申し込んでくれたんだから、ちょっとでも気になる人にはなるべく会ってみようという意識で真摯に向き合うことが、入会バブルを有効活用する秘訣です。

ただし、お見合いのスケジューリングはご自身のキャパを超えないように。無理は禁物です。

あれ…入会バブルが来ない?と思ったら

入会バブルはすべての方に起こるわけではなく、登録したもののあんまり申し込みが来ない…という方も普通にいらっしゃいます。

考えられる理由を挙げてみましょう。

入会バブルが来ない理由

1. プロフィールの作りこみが甘い/引っかかる条件がある

  • 写真が悪い(ピンぼけ、引きの写真すぎて顔がわからない、笑顔がない等)
  • プロフィールが空欄だらけ
  • お相手への要求を書きすぎている
  • 結婚対象とされにくい要素がある(肥満、宗教、職業など)

こういったプロフィールの方はそもそも申し込み対象から外されることが多く、入会バブルも起きません。

もし自分ではプロフィールの良し悪しがよくわからないという場合は、担当のカウンセラーに相談してみてください。

2. 高嶺の花すぎる

以前当相談所であったことですが、
かなりの美人の20代半ばの女性が入会されました。

お写真も可愛らしい雰囲気かつプロフィール的にも平均以上と何拍子もそろっていて、これは申し込みが殺到するだろうな~と構えてたのですが、登録後、なぜか思ったほど申し込みが来ない。なぜ?というケースがありました。

同じように、医師や超高年収の男性のように条件が「良すぎる」場合も、意外と入会バブルは起きにくい傾向があります。

理由はいくつか考えられますが、

  • 高嶺の花状態で申し込みづらい。どうせいっぱい申し込みが来てるんだろうな、断られるだろうな…という心理で躊躇する
  • がつがつしているように思われたくない

このように見る側に守りの心理が働いてしまい、申込みボタンを押せない、押すまでに時間がかかるという現象が起こるようです。

結婚相談所外でも、美人すぎると逆に声をかけられづらい現象、ありますよね。

こういった好条件ゆえに敬遠されている方の場合、ちゃんと長期的にコンスタントに申し込みは来ますので、入会バブルがないからといって気にする必要はありません

最後に、一番考えられる理由がこれ。

3. たまたま時期が悪かった

この「たまたま時期が悪い」というのはよくあることで、
結婚相談所の運営者側として見ていると、全体的な申し込みの多い時期・少ない時期にはけっこう波があります。

この「全体的な動きの少ない時期」に当たってしまったというのは、十分にあり得る理由です。

実際、上記の女性会員さんの場合は入会して3週間くらい経ったころから申し込みが増え始め、今は順調にお見合いや交際をされています。

入会して思ったより申し込みが来ないと、凹む気持ちはよくわかります。

ですがしっかりプロフィールを作り、真剣に婚活に向き合えているなら、あまり気にしすぎないことが大切です。

まとめ:入会バブルと成婚しやすさは無関係

結婚相談所の入会バブルは一時的な現象であり、入会バブルの有り無しと、その後の成婚しやすさにはあまり関連はありません。

バブルはいずれ弾けるお祭りのようなもの。大事なのは、

一時的な波に左右されず、前向きに誠実に一人一人と向き合う

これが幸せな結婚生活を手に入れるための大原則です。

それでも不安だったら、相談所のカウンセラーに相談してプロフィールを作り替えたり、写真を撮りなおしてみるのも手です。

入会初期の気持ちを大切に、前向きな気持ち・状態をできるだけ長く維持することを心掛けてみてくださいね。