自分にふさわしい結婚相手を固定概念で見ていませんか?
結婚相談所でお相手を探すとき、自分にはどんな異性が合うのか、どういう相手と結婚すれば幸せになれるか、
いろいろ考えると思います。
たとえば、
「両親のような夫婦が目標。仲の良い父と母の姿を見て育ったので、自分もそんな家族を作りたい」
とても素敵な目標だと思います。
しかし、注意してほしいことがあります。
それは、自分の結婚相手は「こういうものを兼ね備えた相手じゃなきゃいけない」と固定概念をもっていませんか?
ということです。
お相手に対して過度な希望をもつと、それだけ出会いの幅は、狭くなります。
言い換えれば、せっかく婚活を始めたのに、結婚の確率を大きく下げることになりかねません。
昨年成婚された会員様は、
年収に対するこだわりを捨て切れず、気づけば結婚相談所で婚活を始めて2年が経っていました。
最終的にその会員様がご成婚されたお相手は、普通の年収の方。
プロポーズを受けました!とご連絡をいただいた時に、その男性を選んだ理由を聞くと、
「確かに、お金持ちの方が良かったかな?と、思うときはあるけど(笑)、
結婚の意味を考えたとき、この人は、自分を大事にしてくれそうな気がしたから」
すばらしい言葉です。
結婚相手に何を求める?
女性が結婚相手に求めるものとして、「経済力」は上位にあがります。
それ以外にも、
・優しさや穏やかさ
・怒らない、キレない
・包容力がある
・誠実
・家事ができる
・価値観が合う
・金銭感覚をしっかりと持っている
・子ども好き
・趣味が合う
等々、挙げようと思えばきりがありませんね。
自分の結婚相手はできればすべてクリアーしてほしい!と思うのはわかりますが、かといって現実には
全て100%満たす男性がいるわけもありません。
もし、これとこれとこれとこれをクリアーした人としか結婚はできない!
と考えたとしたら、一生独身でいつづける覚悟をしないといけないでしょう。
さらに言うと、
仮にそんな方と出会えたとして、その方が自分を選んでくれるのでしょうか、という問題もあります。
結婚を遠ざける固定概念
冒頭に書いた「両親のような家庭を築きたい」という願望はすばらしいものですが、
そこから逆算して、
- 結婚相手の年収はこれくらいは必要
- 家事スキルはこれくらいはあってほしい
- 家族とも仲の良い人じゃなきゃダメ
- 子どもが産まれてからのことを考えると、実家の近くに住みたい
- 自分を最高に大事にしてくれて、誠実な人がいい
というふうに、いくつも縛りをかけていませんか?
最初の願いは「仲の良い幸せな夫婦になりたい」だったはずなのに、
そのためにはあれもこれもなきゃダメだ、そうじゃなきゃ幸せになれないと考えるのは、
未来の可能性をすごく狭めてしまう固定概念です。
少し理屈っぽく書いてしまいましたが、
そもそも、
結婚を決断するために一番必要なのは、お相手を信頼することです。信頼なしに、結婚は成立しません。
信頼ってどういうことでしょうか。
この人とだったら、思い通りにいかないことがあっても、一緒に乗り越えられるだろうという感じられること。
そんな相手が結婚相手です。
条件も必要ですが、なにより大切なのは、自分をいかに大事にしてくれるか、お相手をいかに大事に思えるかということ。
ここを忘れてはいけません。